豊島与志雄
岩波文庫
こんにちは。
こんにちは。
今日も、大学時代に読んでいた、ジャン・クリストフという本がもう一度読みたくなって、というよりは、あの長編が記憶に残っているかどうか確かめたくて、本棚から引っ張り出してきました。
このジャン・クリストフという作品は、1巻から4巻まあり、文字が小さい上に各巻それぞれ500ページ以上あるという長編です。
フランスが舞台であり、一人の男の人生を、当時のフランス様子など、こと細かく描いています。
僕は現在、2巻まで所有しており、2巻の途中まで読んだのですが、それが大学生の時だったので、どこまで読んだかわからなくなってしまっていました。
ちょっとパラパラっと読み返してみると、主人公であるクリストフが人生に打ちひしがれている時、ゴッドフリードなる人物が彼にかけた言葉が良いです。
「日の出にたいして、信心深くなければいけない。一年後のことを、十年後のことを、考えてはいけない。今日のことを考えるんだよ。理屈を捨ててしまうがいい。理屈はみんな、いいかね、たとい道徳の理屈でも、よくないものだ、馬鹿げたものだ、害になるものだ。生活に無理をしてはいけない。今日に生きるのだ。その日その日にたいして信心深くしてるのだ。その日その日を愛し、尊敬し、ことにそれを凋ませず、花を咲かすのを邪魔しないことだ。今日のようにどんよりした陰気な一日でも、それを愛するのだ。気をもんではいけない。ごらんよ、今は冬だ。何もかも眠っている。がよい土地は、また眼を覚ますだろう。よい土地でありさえすればいい、よい土地のように辛抱強くありさえすればいい。信心深くしてるんだよ。待つんだよ。お前が善良なら、万事がうまくいくだろう。もしお前が善良でないなら、弱いなら、成功していないなら、それでも、やはりそのままで満足していなければいけない。もちろんそれ以上できないからだ。それに、なぜそれ以上を望むんだい? なぜできもしないことをあくせくするんだい? できることをしなければいけない……我が為し得る程度を。」
この引用のあとには、自分が出切ることしかできないのだから、自分のできることをして、それに満足しなければならない、ということが書いてあります。
善良な人物であれば、待ち続ければいつかは花が咲く、というような言動は、敬虔なゴッドフリードならではの言葉だと思います。
話は変わりますがジャン・クリストフ、女性にモテます。羨ましいです。
時間はかかりそうですが、読破したい長編作品です。
大学生の時は断念しましたが、2巻を、読破したいと思います。
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