作者:梶井基次郎
こんにちは。今日もまた、青空文庫から、梶井基次郎の檸檬を読みました。
ページ数は少なく、サラッと読み終えました。
梶井基次郎ついて、また、この作品である檸檬については、Wikipediaに詳しく書いてありました。
Wikipedia URL:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/檸檬_(小説)
作者の梶井基次郎さんは、結核で若くして(31才)亡くなられた方で、先日読んだ風立ちぬに然り、昔は結核が重大な病気だったことがわかりました。
中学時代を、僕が今住んでいる三重県で過ごした事も知り、なんだか少し親近感が湧きました。
風立ちぬ、を読むまでサナトリウムという結核患者が入院する施設があることも知りませんでした。
Wikipediaによると、1925年の同人誌「青空」に載ったのがはじめて人目に触れたと思うので、僕の計算が正しければ彼はそのときまだ26才です。
同人誌に掲載されたのがその年齢だとすると、おそらく書き上げたのはもっと若い頃だということになります。
僕とあまり年齢の変わらない青年が、こんな文章を書く事ができることに感銘をうけました。
いっぺん読んだだけでは、ちょっと物足りないというか、ページ数も少ないことだし、冒頭から読み返してみました。
最近、東進ハイスクールの林先生(いまでしょ、の先生です)が、「本を選ぶときは、その冒頭で決めるといい」というような事を言っていたのですが、この物語の冒頭に僕は「おやおや、」と思いました。
檸檬の冒頭は、この一文から始まります。
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧 えつけていた。
梶井基次郎は、 自分の身辺のことを題材にするそうですが、なんだか、何かに悩んでいるのか、なにかをしょっているのか、主人公は梶井本人ではないにしても、作者の心境を思いやりました。
えたいの知れない不吉な塊、というなんとも黒々とした、丸い物体を僕は思い浮かべました。しかも始終、押さえつけられていたら、たまらないな、と思いました。
そんな感じの心象描写があり、物語に登場する檸檬が、ひときわ爽やかなイメージをくれました。
京都の道を歩く主人公が見ている風景を、僕の目を通しても見ることができたように思います。
梶井基次郎という作家を僕は知りませんでしたが、作品が多く残されているようなので、少しずつ読んでいこうと思います。
もしかしたら、好きな作家の一人になるような気がします。
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