眼にて云ふ
宮沢賢治
眼にて云ふ、の語りては、死の淵にいる様子です。
それでも、医者の見ている景色よりも、綺麗な景色が見えるのはなぜなのでしょう。
仮説1:もう自分は助からないと悟った。
仮説2:自分は助かると安心した。
もう死んでも文句は言えない、と言っているところから、既に生きるのを諦めているような感じがします。
一体この語り手に何があったのか、なぜ出血しているのか、その前後は書かれていないので、そこは読み手の想像に任せるということでしょうか。
詩は、そういうところに特徴があるのかな、と思いました。
余談:宮沢賢治も37歳でこの世を去っているんですね。
昔の文豪たちは、どうも世を去るのが早い気がします。
おきなぐさ
宮沢賢治
青空文庫
植物が点に向かって飛んで行き、変光星になる、という話。
自然界のものが擬人化されています。
奇麗なすきとおった風がやって参りました。まず向こうのポプラをひるがえし、青の燕麦に波をたてそれから丘にのぼって来ました。
風が向かってくる様子が目に浮かび、有る意味、おきなぐさの命を奪う刃のようにも思えます。
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