歯車
芥川龍之介
こんにちは。
今回は芥川龍之介の歯車を読みました。
そこで、疑問に思ったことや感じたことを書こうと思います。
文章の文法ですが、主語に「の」が多用されていたように感じました。
芥川が感じていた地獄とは、どのようなものだったのか、少し考えてみました。
最後に奥さんが放つ台詞から推測すると、芥川の妻は芥川が自殺するのではないかと感じていたことが伺えます。
また、歯車からは全体的に芥川が自意識過剰なまでに一目を気にし、避けるような描写が多々登場します。
人の行きかう大通りを避け、細い裏通りなどを好んで通行しています。
歯車は小説ですが、そもそもこの物語が自分自身を書いていると考えて良いのか気になりました。
もし自分自身を書いているとすると、歯車の幻想が見えたり、鼠や鳥が見えたり、睡眠が地獄から逃れられる唯一の手立てであるというような文章からは、精神を病んでいると感じました。
ここまで彼を追い詰めていたのは何だったのでしょうか。
奥さんも居り、子供もいて、それなのに、誰かに首を絞めて欲しいと願う彼が置かれていた状況を想像すると、気になってしまいます。
今では、本屋さんに行くと芥川龍之介の本を買うことができ、彼は有名ですが、当時彼が生きていた時代に芥川龍之介の名声はどれくらいのものだったのでしょうか。
時々物語の中で描写される、芥川龍之介を見て小声で噂話をする視線を彼自身が受けているところや、夏目漱石を先生と呼んでいるところから推測すると、多少有名だったように思えます。
歯車からは、世の中の事象が億劫で、小説を書いたり、ドストエフスキーなどの本を読んで憂鬱を紛らわし活力を得ようとしている彼の様子を感じました。
歯車を読んだ人は、この物語と芥川龍之介にたいして、どんな感想を持ったのかも、気になります。
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