2014年6月14日土曜日

ある心の風景 - 梶井基次郎

みなさんこんにちは。
今日は青空文庫から、梶井基次郎さんの作品である"ある心の風景"を読んでみました。

梶井基次郎の作品はいくつか読みましたが、僕は彼の作品を読むとたいてい、夕暮れ時少し冷たい風が吹く中で、少し高台から夕焼けを眺めているような不思議な情景を思い浮かべます。
この作品も、そんな作品でした。

「僕は街の中では苦しい」

という一文が何となく心に残ります。

「朝鮮の枯れたような美しい鈴の音が、喬の心のようである」
という文や、
「私の病んでいる生き物」といった文からは、やはり心を病んでいるのかと思わせるような表現が多々ありました。
最後の台詞はよくわかりませんでしたが…。

梶井基次郎、どのような人物だったのかとても気になります。

2014年6月13日金曜日

幻の翼 - 逢坂剛

みなさんこんにちは。
先日、MOZUのシーズン1がテレビで最終回を迎えましたね。
僕は体調が悪かったので、録画しておいたのを後で楽しもうと思っています。

体調が悪くてずっと寝たきりなのですが、少し回復してきたので、以前から読んでいた逢坂剛さんのMOZUシリーズの2作目にあたる『幻の翼』を読みました。

全作品に続き、倉木、大杉、津城警視正、そして明星という個性の強いキャラクターたちが政界の闇に立ち向かいます。
かなりドス黒い人間の汚さが表現されているというのが感想です。
倉木と明星の関係性が段々と蜜になっていく様は全作を読んでいる人は一層感じることができるのではなかったでしょうか。

この『幻の翼』は明星を中心に事が展開されているような印象を受けました。
全作では明星の裏に津城警視正という上官がおり、彼がおおよその指揮を取っていた感があったのですが、『幻の翼』中盤あたりからは津城警視正にたいする意見のすれ違いが明星と大杉の両者から感じます。

津城警視正は森原を叩くという大きな目的のために動いているのであり、倉木を助け出すことが第一の目的ではないのです。
しかし、明星と大杉は違います。
この二人は人道的で、倉木にたいして深い情を抱いています。

終盤、津城警視正は悲惨な結果になってしまいますが、さすが用意周到な人物でした。

今度はシリーズ3作目を読んでみようと思います。